お役立ち情報

胃の症状はストレス、睡眠時間、生活習慣と密接に関係しています。生活習慣を整えることが大原則です。症状が持続する際には胃カメラ検査をおすすめします。　日本人の8割近くはピロリ感染が多く、ピロリ菌感染者は胃がんリスクが約5倍程度に高まります。
2021　10月から名古屋市では20歳～39歳までの年代でも採血で無料でピロリ菌検査を受けられるようになりました。陽性であれば当院で胃カメラ実施いたします。50代以上の方は症状がなければ、引き続き胃がん健診をおすすめします。

日本人の90％以上が、多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルス（水痘・帯状疱疹ウイルス）が潜伏しています。50歳を過ぎると、日々の身体疲労や免疫力が低下して体の片側にピリピリとした痛みを伴う発疹がでることがあります。80歳までに約3人に1人が発症します。出現した際にはウイルス薬の内服や注射を行いますが、治っても3か月以上痛みが続くことがあります。これを帯状疱疹後神経痛（PHN)と呼びます。他に合併症として視力低下、失明、顔面神経麻痺など不可逆的な症状も出現することがあります。

そこで50歳を過ぎたら、予防注射　シングリックスを当院ではおすすめします。2回筋肉注射を実施（１～２回目の間は2か月空けます）

1回10800円×2：21600円（名古屋市任意予防接種の対象）
高額ではありますが、上述した、神経痛や合併症が出現した場合にはトータルでは余分な高額な診療費が生じるため
早期の接種が望まれます。 是非ご検討ください。
 

帯状疱疹に対する予防効果
50歳以上で97％
70歳以上で90％　　　Lal,et al:N Engl JMed.372(22),2087-2096,2015   Cunningham AL.et al:N Engl J Med,375(11),1019-1032,2016

痛みは多種多様です。特に多い頭痛の原因は肩こり、ストレス、睡眠時間など多岐に渡ります。
若年女性の中には鎮痛剤を常用される方もいると思います。
整形外科、麻酔科など専門的ではありませんが痛みに対して漢方薬も症状に合わせて採用しています。

・習慣性偏頭痛、習慣性頭痛
   五苓散、呉茱萸湯

・腰痛、下肢痛
　牛車腎気丸

・肩こり、上半身の神経痛
　葛根湯

・けいれんを伴う疼痛、筋肉、関節痛
　芍薬甘草湯

・打撲によるはれ、及び痛み
　治打撲一方

など、さまざまな痛みに応じた選択ができます。
効果は個人差がありますが、お困りの際にはご検討ください。